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My Heart/Doris Day

 
ドリス・デイ、と言うと僕なんかは反射的に「あなたとドリス・デイ/踊ろよマッシュポテト」とサザンの歌を口ずさんでしまいますが(笑)、世間一般的には高名な女優であり「ケ・セラ・セラ」のヒット(本アルバムにもボーナス・トラックとして収録)で知られる歌手である、ということになるのでしょう。

そして我々ビーチ・ボーイズ・マニアにとってはブルース&テリーのテリーことテリー・メルチャー(ビーチ・ボーイズの全米No.1ヒット「ココモ」は彼のソロ曲を下敷きにしたもの。初期バーズのプロデューサーとしても有名)のお母上、ということになる。この御年87歳(!)の新譜「My Heart」は全てが録り下ろしの新曲という訳ではなくて、古い曲のカヴァー音源と80年代にやっていたTV番組のために録音されたオリジナルの楽曲を編集したいわゆる企画盤ということになるのだけれど、昔と変わらぬその歌声に心奪われる。特にブルース・ジョンストンとテリー・メルチャーの作曲・プロデュースによるオリジナル楽曲(完全未発表曲を含む計5曲)が素晴らしい。

カヴァー曲はスタンダード以外にもトラッドソングの「Stewball」(ジョン・レノンの「Happy X'mas(War Is Over)の原曲と言われる曲)やビリー・プレストンの「You Are So Beautiful」(以前ニッキー・ホプキンスについて書いた時に「デニス・ウィルソンの愛唱歌」と書いたけどデニスはこの曲の共作者だという説があるのですね。このアルバムのライナーノーツを読むまで知らなかった)など馴染み深いものが多いのだが、やはり何と言ってもビーチ・ボーイズ(というかブルース・ジョンストン)の「Disney Girls」のカヴァーが出色の出来。ライナーノーツを書くウィル・フリードウォルドは「この曲の歌詞にパティ・ペイジと「オールド・ケイプ・コッド」が出てくるが、デイと「ケ・セラ・セラ」が同じように気軽に出てきても不思議ではない。自伝のように歌っている」と言っているが、確かにブルース・ジョンストンはこの美しいワルツを、高名な女優であり歌手である親友のお母様のために書いたのかもしれない、とさえ思えてくる。

このアルバムは2004年にガンで亡くなった息子テリーに捧げられている。古い曲「My Buddy」のアウトロに導かれて始まる「Happy Endings」の冒頭のナレーションでドリスは「テリーは私の息子だっただけでなく『My Buddy』でした」と語っている。「テリーが私のために書いてくれたこの曲を聴いたとき、私は彼が歌うべきだと主張しました。私じゃない、と。彼が歌ってくれて嬉しかった」。テリーがリード・ヴォーカルを取るこの曲を聴いていると、なぜドリスが息子に歌わせたかったのかが分かるような気がする。あまりにも感動的な名曲である。

そう言えば今日は、母の日ですね。



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