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「フーズ・ネクスト」ザ・フー

 
ザ・フーの一連のアルバムを買い直すのにあたっていくつかの通販サイトを調べていたら、ちょうどディスク・ユニオンに「トミー」「フーズ・ネクスト」「セル・アウト」「ライヴ・アット・リーズ」のそれぞれデラックス・エディションSHM-CD紙ジャケ4タイトルまとめ買いセット:特典収納ボックス付き、なるものがあったので、迷わずポチりました。1セット税込16,800円也は少々値が張りますが、ブリティッシュ・ロックを代表するバンドの全盛期のアルバムが、ヴォリュームたっぷりのボーナス・ディスクや読み応えのある詳細なブックレット、思わずワクワクしてしまう紙ジャケ、デフジャケのオマケも付いてこの値段なら高いとは思わない。

今回改めてザ・フーの一連のアルバムを聴き直して驚いてしまったのは、この71年リリースの名盤「フーズ・ネクスト」が実は「トミー」に続いて制作される予定だったがオクラ入りになってしまったコンセプト・アルバム「ライフハウス」のためのマテリアルの一部であった、ということである。もちろんただ単に僕が不勉強なだけなんだが(笑)、少なくとも僕が20年以上前に購入した「フーズ・ネクスト」のCDのライナーノーツにはそんなことは一切書いてなかった。このアルバムに収録されている「The Song Is Over」という曲はこの曲でピアノを弾いているニッキー・ホプキンスについて書いたときに触れたけれど、僕はこの曲のコーダの部分が好きだった。そのコーダの部分というのが実は元々「Pure And Easy」という別の曲だった、ということも今回初めて知った次第である(その「Pure And Easy」ももちろんこのデラックス・エディションにボーナス・トラックとして収録されているし、オフィシャル・リリースとしては編集盤「オッズ&ソッズ」やピートのソロ作に収録されている)。いやはや楽しいですねえ。オフィシャルとしてリリースされた名盤には実はオクラ入りになった未発表のマテリアルがたくさん存在していた、っていう。それはあたかもビーチボーイズ・マニアの我々が「スマイル」を通して経験した奇跡にも似ていて。

今回ザ・フーを聴き直すにあたっていろいろな関連サイトを見て回った際にマニアックかつコレクター気質なサイトが多いなあ、と感じたのだけれど、こういう「裏事情」を知るとそりゃコレクター魂に火が付くよなあ、というのも分かる気がする。しかし今でこそこうしてアルバムを買えば自動的にボーナストラックとして未発表曲が付いてくる、という幸せな時代なのだけれど、その昔に我々の先輩たちはこの考古学調査とも言うべき遺跡発掘に相当苦労なさったのでしょうね。ご苦労お察しします。

ザ・フーを改めて聴いていて圧倒されるのはやはりその演奏の凄まじさである。キース・ムーンの手数の多い暴れまわるドラム、ジョン・エントウィッスルのメロディを奏でるベース、その後に登場する多くのハード・ロック・バンドの雛形になったロジャー・ダルトリーのヴォーカル、ギタリストとしての演奏自体は地味でもジミ・ヘンドリックスに対抗意識があったというピート・タウンゼントの破壊パフォーマンス。記録映画「キッズ・アー・オールライト」でピートがビートルズについてコメントを求められて「曲は悪くないと思うけど演奏を聴くとガキっぽい、と感じる」と語っているのは自分たちの自信とプライドから来る本心であろうし、ストーンズの伝説のTVショー「ロックン・ロール・サーカス」で演奏するザ・フーを見てブライアン・ジョーンズが自信を喪失してしまった、という逸話もまた真実なのだろう。

で、今回ザ・フーを聴き直すにあたってオリジナル・アルバムには未収録のシングル曲もどうしてもコンプリートしたくなったので、「ザ・シングルズ+10」という2枚組ベスト盤(こちらも2枚のイカした紙ジャケにそれぞれのディスクが収納されている)を購入した。そこにはローリング・ストーンズのカヴァー「The Last Time」が収録されていた。何でも67年にストーンズがドラッグの不法所持で逮捕されてしまったことを受けて支援のために急遽録音・リリースされたという。いい話ですねえ。そのカップリング曲が同じくストーンズの「Under My Thumb」のカヴァーで、こちらは先述の編集盤「オッズ&ソッズ」で聴くことができるのだけれど、やはりオリジナル・ヴァージョンと聴き比べてみようか、と思い、この曲が収録されているストーンズのアルバム「アフターマス」(これも20年以上前に購入したものだ(笑))を引っ張り出して聴いてみた。で、またしても僕はストーンズという偉大なバンドのいったい何を聴いてきたのか、そして何を聴いてこなかったのか、という大変重大かつ深刻な問題に直面することになってしまった訳です(笑)。これについてはまた次回。


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