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「ブリーズ・アウト、ブリーズ・イン」ザ・ゾンビーズ


元ゾンビーズのロッド・アージェントとコリン・ブランストーンのリユニオンによるスタジオ・アルバムとしては01年の「Out Of The Shadows」(この時はゾンビーズ名義ではなかったけど)、04年の「As Far As I Can See」に続く3枚目となる11年リリースの「ブリーズ・アウト、ブリーズ・イン」。前2作は僕のようなゾンビーズ・マニアにとってはこの二人がとにかく戻ってきてくれてコラボレートしてくれただけで満足、というもので、客観的にアルバムとしての評価を考えると、かつて時代を代表するマスターピース(ゾンビーズで言えば68年の「オデッセイ&オラクル」)を残したロックの巨人が、今の時代に新たなファンを獲得できるような内容であったかというと、残念ながらそういう性質のものではなかったと言わざるを得ない(もちろんこれはゾンビーズに限ったことではないのだけれど)。あくまで我々のような熱狂的なゾンビーズ・マニアが、まだまだ彼らが現役で頑張っていることを確認するためのアルバム、という見方が妥当だろうと思う。しかしながら昨年リリースされたリユニオン3作目となるこのアルバムは素晴らしい。何よりも曲がいい。どの曲もクオリティが高く粒揃いで駄曲がない。前2作同様それぞれのソロ作から持ち寄ったマテリアルの再録もいくつかあるのだが、その選曲もいい。特に4.「Shine On Sunshine」はアージェントのアルバム「サーカス」に収録されていた紛うことなきポール・マッカートニー節の涙ちょちょ切れる名曲。個人的にはロッドのちょっと鼻にかかった高い声が好きなので(トッド・ラングレンに似てなくもない)、原曲どおりロッドのヴォーカルで再録してほしかったところだけどコリンの未だ衰えぬ「スモーキー・ヴォイス」による新録ヴァージョンももちろん素晴らしい。アルバムのラストを締めくくる10「Let It Go」の間奏で聴こえてくるオルガンなどはまさしくプロコル・ハルム。僕がロッド・アージェントというキーボード・プレイヤーに惹かれてしまうのは、マシュー・フィッシャーやニッキー・ホプキンスが好きだからかもしれない。

で、このアルバムがあまりに素晴らしかったので、また改めてゾンビーズやロッド・アージェントのソロ作を聴き直すことになり、そこからまた沢山の素晴らしいミュージシャンとそのアルバムに巡り会うことになった訳です。例えばアージェントの後期の作品は時代を反映してフュージョン、ジャズ・ロック寄りの音になっているのだけど、こういうのもいいなあ、と思いながらそのテのアルバムというのは僕はほとんど持っていなくて(笑)、たしかこの辺が近い感じじゃなかったっけ?とかろうじて思い出したのがビル・ブラッフォードの1stソロ作「フィールズ・グッド・トゥ・ミー」だった。ちょうどイエスにハマっていた頃に「一通りメンバーのソロ作も聴いておかなきゃ」と思って購入したもののいまいちピンと来なくて(笑)、数回聴いただけでレコード棚に眠っていたものである。改めて聴き直したそのアルバムの素晴らしさときたら・・。いつも書くことだが不思議なものである。棚の奥に眠っていたアルバムがふとしたきっかけである日突然自分にとって重要な意味を持ち始めるのだから。

で、そこからビル・ブラッフォードにハマってソロ作や関連作を聴き漁ったのだけれど、ソロ2作目となる名盤「ワン・オブ・ア・カインド」のクレジットに何とロッド・アージェントのキーボード・ショップへの謝辞があって驚いてしまった。ブラッフォードの右腕とも言うべきバンドのキーボード・プレイヤー、デイヴ・スチュワート(元エッグ、ハットフィールド&ザ・ノース)と後に「スチュワート&ガスキン」というユニットを組むことになるバーバラ・ガスキンによると、当時ブラッフォードとガスキンはできたばかりのアージェントの店へよく通っていたという。全く関連性がないと思っていた二人のミュージシャン(アージェントとブラッフォード)が実はつながっていた、というのがまた面白い。

またアージェントの関連作のライナーノーツを読んでいたら、アージェントは何とあのアンドリュー・ロイド・ウェーバーの有名なミュージカル「オペラ座の怪人」や「キャッツ」でキーボードをプレイしていた、とある。まるで知らなかった。何でもウェーバーがアージェントのソロ・アルバムを気に入って自身のアルバム「ヴァリエイションズ」(これにはジョン・ハイズマンやゲイリー・ムーア他コロシアム兇離瓮鵐弌爾盪臆叩L照廚任后砲寮作に招いたのがきっかけだという。ここからまた僕はアンドリュー・ロイド・ウェーバーにハマってしまって「ジーザス・クライスト・スーパースター」や「エビータ」など一連の作品を聴いたのだが、まさか自分がミュージカルのアルバムを聴き漁ることになるとは夢にも思わなかった(笑)。

そしてアージェントがゲストとして参加したアルバムにザ・フーの'78年作「フー・アー・ユー」がある。もちろん僕はロックの義務教育課程として(笑)、ザ・フーの60年代後半から70年代前半にかけての代表的なアルバムは全て若い頃に聴いていたのだけれど、この「フー・アー・ユー」はまだ聴いたことがなかったので、アージェントをきっかけに改めて聴いてみることにしたのである。実際に聴いてみたそのアルバムは、もちろん全盛期の諸作に比べると輝きに欠けるものかもしれないけれど、決して悪くないアルバムだった。そこでザ・フーも今一度聴き直してみよう、と思ったのだが、僕の所有しているCD(すべて20年以上前に購入したもの(笑))はみな音が悪い。で、調べてみるとザ・フーもオリジナル・アルバムの多くがリマスター&多くのボーナス・トラック付きデラックス・エディションでリリースされている。そういう訳でザ・フーの諸作を一通り大人買いして(笑)、聴き直すことにした訳です。これについてはまた次回。



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