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「Passionfruit」California

JUGEMテーマ:音楽
 

Brand New Old Friends:
前回書いたブルース・ジョンストンのペンによる名曲で、1曲だけ重要な曲を忘れていたので補足。

カリフォルニアというのは前回書いたブルース・ジョンストンが70年代中頃にやっていたプロジェクト・トリオ「カリフォルニア・ミュージック」(しかし改めて考えてみると何と身もフタもないネーミング(笑))を引き継ぐ形でカート・ベッチャーが始めたプロジェクトである。公式にリリースされたのは数枚のシングルのみで、それらは前にも書いたが小西康陽や小山田圭吾らよき理解者たちの尽力によるソフトロック再評価ブーム(90年代初め)の折にCD化されていた。しかし完成はしていたもののお蔵入りとなっていたとされる未発表アルバム自体の音源がついに日の目を見ることになったのは、まさに「ミレニアム」を迎えた後の2001年のことだった。

さてそのアルバム自体は「Passionfruit」のタイトルどおり、トロピカルなアレンジでハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート・ソング」や「アイコ、アイコ」といった有名曲をカヴァーしたものや、73年リリースのカート唯一のソロ作「ゼアズ・アン・イノセント・フェイス」の延長線上にあるややレイド・バックしたウエスト・コースト・ポップで、ファンにとっては十分に楽しめる内容である。僕と同じようにレコード・コレクターなんていう難儀な趣味を持っている人には同意してもらえると思うのだけれど、有名アーティストの未発表曲なんていうものは未発表のままにしておいた方がよかったんじゃないか、と思えるものが多い(笑)。しかし2000年以降になって一挙に放出されたカート・ベッチャー関連の未発表音源(サジタリアス・ミレニアムの前身・ボールルームやソロ関連「ミスティ・ミラージュ」「チキン・リトル・ワズ・ライト」など)は、どうしてこんなものが未発表のままだったのか、というようなクオリティの高いものが多く、驚かされたものだ。

カリフォルニアというプロジェクトが行き詰まってしまったのは、ゲイリー・アッシャーによればカートが当時流行していたディスコ・サウンドに傾倒するようになったからだそうで。前回ブルースのソロ「ゴーイング・パブリック」のレビューには「パイプライン」のディスコ調カヴァーの悪評がつきもの、と書いたけど、ビーチ・ボーイズの79年のアルバム「L.A.(ライト・アルバム)」も、必ず「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」のディスコ調セルフ・カヴァーの悪評の話になる(笑)。で、この「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」をプロデュースしたのが誰あろうカート・ベッチャーである。

「Brand New Old Friends」はその「Passionfruit」の収録曲である。ブルース・ジョンストンが曲を書いてカート・ベッチャーがリード・ヴォーカルを執っている。この今までありそうでなかったコラボレートが実に素晴らしい。曲自体はブルースの「歌の贈りもの」や「エンドレス・ハーモニー」(ビーチ・ボーイズの80年のアルバム「キーピン・ザ・サマー・アライヴ」に収録)と同じピアノ弾き語りによる美しいバラード。こういうのを聴かされるにつけ、やはりカート・ベッチャーという人の魅力はその声なんだよなあ、としみじみと思う。

ということで、ハイ・ラマズ熱から始まってブルース・ジョンストン熱になって、今度はカート・ベッチャー熱と、僕の中の音楽インフルエンザ・ウィルスは変異を続けて熱が治まる気配がない(笑)。

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