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ジュディ・シル「ジュディ・シル」



僕が「Judee Sill」の名前を知ったのは、しつこいようだが(笑)、学生時代のことだ。「ハッピー・トゥゲザー」のヒットで知られるタートルズのベスト盤を聴いていて、そこに収録されている「Lady-O」という曲のあまりの美しさと素晴らしさに感動して作者名を確認したら「Judee Sill」というクレジットがあったのだった。当時はまだインターネットの検索エンジンで「Judee Sill」を入力して検索をクリック、なんていう便利な時代ではなかったので(笑)、結局この「Judee Sill」なる人物がそれなりに名のある女性ミュージシャンなのか、はたまた名も無き女性ソングライターなのか特定できないまま長い年月が過ぎ去った。あれ以来僕はタワーレコーズに行くたびにアルファベット「J」のコーナーに「Judee Sill」の名前を捜し求めたのだが、ある日ようやくこのアルバムが店頭に並んでいるのを見つけた。そして収録曲に「Lady-O」があるのを確認すると即座にこのアルバムを購入した。それは長い間夢の中で恋焦がれた女性と奇跡的な邂逅を遂げた瞬間だったと言ってもいい(んな大袈裟な(笑))。

早速聴いてみた彼女の歌と歌声は、想像どおり、いやそれ以上にあまりに素晴らしく、感動的なものだった。簡潔に説明するなら70年代初期の女性シンガーソングライター、ということになるのだろうけれど、キャロル・キングやローラ・ニーロ、ジョニ・ミッチェルなどのビッグ・ネームの誰にも似ていない。全くのオリジナルなシンガーと言えるのではないか。そのフォーキィな歌と歌声がもたらす冷んやりとした静謐は、どこまでも澄み切っていて美しい。あえて言うなら「アシッド・フォーク」なのだろうけれど、そんな小っちゃなカテゴリーに閉じ込めておくべき音楽ではない。僕が知っている音楽の中で辛うじて近いものを挙げるとするなら、先日レヴューを書いたジェリー・イエスターの音楽くらいか。

CDでは2枚のオリジナル・アルバムと1枚の未発表アルバムがリイシューされているのだが、そこに熱っぽいライナー・ノーツを書いているのはジム・オルークやアンディ・パートリッジ(XTC)だったりする。いつも書くがこういう「良き理解者」のおかげで過去の埋もれた名盤が再発掘される、というのは大変ありがたいことだと思う。しかしアンディ・パートリッジはロイ・ウッド再評価の時も頑張っていたが、本業の音楽の方はやめて「ロックの名盤伝道師」にでもなったのか(笑)。

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