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ハイ・ラマズ「カン・クラッダーズ」



日々ロック・クラシックの「未履修科目」の補講(ほとんど「考古学」の勉強とさえ言える)にいそしむ毎日ではあるが、先日現役のアーティストで待望の新作のリリースがあった。ハイ・ラマズの通算8作目になる「カン・クラッダーズ」。

ハイ・ラマズのショーン・オヘイガンという人は、一言で言うならビーチ・ボーイズ(と言うかブライアン・ウィルソン)の未完成に終わったアルバム「スマイル」を完成させるために音楽をやっている人である。ついに日の目を見ることがなかったアルバム「スマイル」の全貌を捉えようと「スマイル」制作時のビーチ・ボーイズのブートレグ音源を買い漁った経験があるビーチ・ボーイズ・マニア(僕のことだ(笑))なら、間違いなくハイ・ラマズの音楽を気に入ることと思う。もう少し言うと、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンが60年代後期のビーチ・ボーイズ(「ペット・サウンズ」〜「20/20」辺り)のカヴァーをやっているような音楽である。つまり、スティーリー・ダンもビーチ・ボーイズも大好きな僕にはド真ん中ストライクのミュージシャンである(笑)。カート・ベッチャーのミレニアムやサジタリアス、ハーパース・ビザールやアソシエイションあたりのソフト・ロックが好きな人も気に入るかもしれない。

ハイ・ラマズは94年にリリースされた傑作1stアルバム「ギデオン・ゲイ」とその路線を踏襲した2nd「ハワイ」で音楽的なピークを迎えた後、3rd「コールド・アンド・バウンシー」から6th「バズル・ビー」までは実験的な音楽に傾倒したアンビエントなミュージック・コンクレートと言った趣(ジョン・マッケンタイアやジム・オルークらシカゴの音響系への近接がうかがえる)で、ショーンの別プロジェクトであるステレオラブに近い音楽を展開していた(分かりやすく言うと最近の小山田圭吾がやっているような音楽)。それが前作「ビーツ・メイズ・アンド・コーン」でようやく1st、2ndあたりの「歌もの」への回帰を匂わせたところでの3年ぶりの新作が「カン・クラッダーズ」である。

ただそうは言ってもこの「カン・クラッダーズ」はあくまでハイ・ラマズの熱狂的なファン(僕のことだ(笑))が、まだショーン・オヘイガンが元気に音楽をやっていることを確認するためのアルバム、とでも言うべきで、まだハイ・ラマズを聴いたことがない人にはまず1st「ギデオン・ゲイ」から入って、その習作とも言うべきショーン・オヘイガンの2枚のソロ・アルバム(「ハイ・ラマズ」と「サンタ・バーバラ」)を聴くことからお薦めしたい。

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