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前々走に注目



いささか旧聞に属する話題で恐縮だが、アメリカの去年の「Word Of The Year」(日本で言うところの「流行語大賞」か)には「Plutoed」という言葉が選出されたのだそうだ。アメリカ人天文学者が1930年に発見した冥王星(Pluto)が惑星からただの小惑星に降格されたことにちなんで名詞の「Pluto」を「(be) Plutoed」と動詞化して使い、「降格される。除外される。クビになる。低い評価を与えられる」などの意味で使われるという。さすがにこの辺のシャレたセンスはアメリカ人らしいね。流行語大賞がただのフィギュアスケートの技の名前だったどこぞの国とは大違いだ(笑)。ただこういう「自虐ネタ」はアメリカ人らしくない、とも言えるんだけど(笑)。「野球は2012年のロンドン五輪から正式種目よりプルートされた」とか使うのかな。競馬で「Plutoed Horse=降級馬」と言うと「絶好の狙い目」といういい意味になるし(笑)。この「動詞化して使う」で思い出したのだけど、プログレにハマることを「グレる」(笑)と言うのはおもしろい表現だと思う。これになぞらえるとプログレばかり聴いている最近の僕はかなりすさんだ音楽生活を送っていることになる(笑)。

前々回ジェスロ・タルについて書いたが、イアン・アンダーソンの歌を聴いているとまた「歌もの」音楽の魅力に引き戻されてしまう。かなり「グレて」いたはずの僕もめでたく更生してしまいそうになる(笑)。前回「プログレでくくるのはムリがある」と書いたのだが、ジェスロ・タルはそのアルバム・ジャケットの芸術的な美しさではプログレの王道を行っている。レヴューした「ジェラルドの汚れなき世界」などは全12ページに及ぶ新聞の体裁をとった凝ったものだし、「アクアラング」の油絵風のイラストも絵画の紙質まで再現されていてそのアートな世界につい引き込まれてしまう。

今回紹介する「スタンド・アップ」(69年作品)のアルバムジャケットも実に凝っていて、見開きのジャケットを開くとなんと4人のメンバーが飛び出してくる(笑)。

飛び出す絵本風。懐かしい(笑)


一般にジェスロ・タルの音楽がプログレとされる大きな要素のひとつにイアン・アンダーソンの吹くフルートがあると思うのだけど、中期以降のタルを聴いてると何でまたこういう音楽にフルートなどという楽器を持ち込もうと思いついたのかが全く理解できない。しかしこの2nd「スタンド・アップ」や1st「日曜日の印象」など初期のタルを聴くとその謎はあっさり解ける。これだけハードにスイングしてればバンドにフルート奏者がいるのも必然と言える訳だ。もともとこういうジャズ寄りの音楽をやっていた連中がハード・ロック、プログレッシヴ・ロックへとその音楽性を変化(&進化)させていく過程において、たまたまフルートという楽器のみがその特異性とともに残った、ということなのだろう。

この2nd「スタンド・アップ」はその時代を反映して少しサイケがかったジャズ・ロック、ブルース・ロックといった趣。特筆すべきは「We Used To Know」という曲。マイナースイングで切々と歌うイアン・アンダーソンのヴォーカルに、マーティン・バーの印象的なリフレインを持つギター・ソロが少々長めに絡んでくる佳曲なのだが、これがなんと誰でも一度は聞いたことがあるであろうイーグルスの大ヒット曲「ホテル・カリフォルニア」の元ネタになった曲なのである。何でもジェスロ・タルの全米ツアーに同行していたイーグルスのドン・ヘンリーがこの曲を聴いてインスパイアされたのだそうだ。しかしあれだけの世界的な大ヒット曲だから、権利関係とかは大丈夫だったのかね(笑)。

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コメント
初めまして、こんにちは!
ワタシのブログにトラックバックどうもありがとうございました!
スタンド・アップの「飛び出す絵本風」、
ウワサには聞いてましたが
遂に見れることができて嬉しいです!
ワタシの持ってる盤はCD盤なので
飛び出す絵本じゃなくてなにげに寂しいです(笑)。
ではでは、また!
  • もりたん
  • 2007/02/21 8:19 PM
もりたんさん、どうも。

僕の持ってる「スタンド・アップ」もああ見えて実はCDです(笑)。紙ジャケの限定生産盤です。店頭を探すのは難しいけど、タワレコとかのオンラインショップならまだ入手可能なはずです。

「ロックンロールにゃ老だけど〜」はタルの中でもベスト3に入るくらい好きなアルバムです。演歌みたい(笑)なイントロがユニークなタイトル曲もいいけど、ラストの「チェッカーフラッグ」ではいつもジーンときて涙してしまいます。

ではまた。
  • 豊満ランドオー
  • 2007/02/22 7:50 AM
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今日のジャケ画は Jethro Tull 「Too Old to Rock 'N' Roll: Too Young to Die!」 76年発表作品、 邦題「ロックン・ロールにゃ老(とし)だけど死ぬにはチョイト若すぎる」 ジャケのイアン・アンダーソンのガッツポーズがインパクト大ですよね♪ この作品
  • 昔の洋楽が好きなのでつ(^^)
  • 2007/02/21 8:14 PM
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