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  • 2016.04.03 Sunday
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叩いて小倉予定

競馬の話は水曜に更新されるCLUB-A-PATの「投票成績照会」を見てからにさせてください(笑)。

以前日記に書いたが、ほんのちょっとしたきっかけでピンク・フロイドを聴いてそれまで「聴かず嫌い」だったプログレに目覚めてしまった。というよりはこれまで2000枚くらいのアルバムを聴いてきたのに、ロック・クラシックともいうべき多くのプログレの名盤をずっと聴かずにいたことの方が恥ずかしく思えるくらいだ。そしてロック・ミュージックにおける「プログレ」という未履修科目が発覚(笑)して以来、キング・クリムゾン、イエス、EL&P、ジェネシス、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター、など、プログレ系のアーティストの「過去問」ならぬ過去のアルバムを大人買いしては日々「補講」に励んでいる(笑)。僕は今この「補講」が楽しくて仕方がない。久しぶりに旺盛に音楽を聴く毎日である。

そんな中でイエスの「こわれもの」を聴いたとき、ライナーノーツのある一文が目に止まった。

”A Brighter Shade Of Green”

これはイエスの「こわれもの」と並ぶ名盤「危機」のかの有名なロジャー・ディーンによるジャケットが緑色を色調にしていたイメージからの見出し文なのだろうが、ある有名な楽曲のタイトルをもじったものでもある。プロコル・ハルムの”A Whiter Shade Of Pale”。邦題「青い影」。で、そう言えばプロコル・ハルムというバンドのアルバムも、今の今まで一枚も聴いたことがなかったんである。どちらかというと「プログレ」という科目の未履修よりもこちらの未履修の方が深刻な問題である(笑)。で、聴いてみた。引っくり返った(笑)。

全体的な印象としては、クラシックの旋律を基調にしながらも、ゲイリー・ブルッカーのソウルフルなヴォーカル(「青い影」はパーシー・スレッジの「男が女を愛するとき」にインスパイアされた曲。ポール・ウェラーあたりもプロコル・ハルムからの影響を表明しているよう)や、「ジミ・ヘンドリックスの後継者」とまで言われたロビン・トロワーのブルージーなギターが泥臭くてダウン・トゥ・アースな時代の音を反映していたりもする。確かにピアノとオルガンのダブルキーボード・スタイルは、1stアルバム原盤のライナーノーツにもあるとおり、ザ・バンドの「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」に影響を与えたのかもしれない。あと僕の好きなアーティストではエルヴィス・コステロなんかも、このプロコル・ハルムの影響をかなり受けてるかもしれないな、と思った。後期ラヴィン・スプーンフルのジョン・セバスチャンの書く曲にかなり似た趣がある。クラシックの旋律を取り入れたポップソング、という意味ではジミー・ウェッブに似た感じもある。

僕がプロコル・ハルムの虜になってしまったのは、そうした楽曲的な側面だけではなく、その幻想的で不可思議とさえ言ってもいい歌詞である。プロコル・ハルムの全ての歌詞を書いているのはキース・リード。全く楽器を演奏しないバンド・メンバーである。「歌詞を書くだけで楽器を全く演奏しないメンバー」と言われて思い出すのはキング・クリムゾンのピート・シンフィールドであるが、プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーの1stソロアルバムにピート・シンフィールドが詞を書いている、というのも面白い。

「マグダレーン」という曲は女性の名前をタイトルにしたピアノの旋律が美しいプロコル・ハルムらしい楽曲である。しかし歌詞の内容は難解で、曲の最後は”Magdalene,My Reagal Zonophone”というコーラスのリフレインで終わる。「Reagal Zonophone」というのは当時プロコル・ハルムが所属していたレコード会社のレーベル名である。例えて言うなら倖田來未が「愛しのエイベックス・トラックス」と歌っているようなものか(笑)。

件の「青い影」の歌詞もまた、幻想的で不可思議(不可解?)である。「Seasick」「Fandango」など聞き取れる断片的な歌詞のみで勝手に「船上パーティ」の歌なんだ、と思い込んでいたのだが(笑)、どうやら少し違うみたいだ。誰でも一度は耳にしたことがあるであろうそのクラシカルな美しい旋律からは、ロマンティックなラヴソングだろうと思っていたのだがそうでもないらしい。

「僕たちはちょっとファンダンゴを踊ってから床を転げまわったりした/
僕は船酔いをしたような気がしたのだが/みんなはまだ盛り上がり足りなかった/
部屋の中は天井が吹き飛ぶくらいに喧騒が増していった/
僕たちが次の飲み物を注文するとウェイターがトレイを持ってきた/

最初はただ不気味なだけだった彼女の顔が/青白い顔に変わってしまったのは/
ミラー(粉引き)がその話をしてからのことだった/

彼女は言った「理由なんてないわ。真実は明らか」/でも僕はトランプの中をさまよって/
彼女を海岸へ向かう16人の処女の1人にさせまいとした/僕の目は開いていたけれど/閉じているのも同然だったかもしれない」(拙訳:豊満ランドオー)

キーワードである”the miller”という単語がどれだけ調べても「粉引き」としか出てこない。パンの小麦粉の製粉屋とかお茶の粉を引く人(コーヒーミルの「ミル」ね)という意味しかない。しかしそれでは歌詞の意味がよく分からない。例えばカーペンター(大工)やテイラー(洋服の仕立て屋)など、元は職業だったものがそのまま苗字になった例と同じで「ミラー」という苗字の男が女に何かを言った、とすれば何とか意味が通りそうだが、ちゃんと「the」を発音してるしなあ。いずれにせよ美しい楽曲とは対照的に難解で不可思議な歌詞である。まあ当時の多くのロック・ミュージシャンが書く歌詞がそうであったように、たいした意味など無いのかもしれないけどね。

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  • 2016.04.03 Sunday
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  • 18:13
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コメント
はじめまして、TB&コメントありがとうございました。
え〜〜〜!ハルムの青い影はそんな意味があったんですか?わけのわかんない歌詞なんですか?(笑)
何だか、ここのバンドも良くわかんなかったりします。ジャケもセンスいいのか悪いのか良くわかんない。ただ青い影は不思議といいムードかもし出していて好きなんですよ。
2NDからは確かに楽器の演奏具合がちょっと違ってきますんでこの1STは異質かも・・・笑
でも凄く筆が立っていらっしゃいますね・・・じゃかじゃか書かれてるのが読んでいて痛快です。
今後ともよろしくお願い致します。
こちらからもTB送らせていただきますね☆
evergreenさん、どうも。

たしかにプロコル・ハルムのジャケは何だかストレンジですよね。この1stもだけど2ndはさらに。小さい子が見たら恐がるんじゃないか?ってくらい(笑)。

evergreenさんのブログも文章量が凄いと思います。調子が悪くてブログ書く気が出てこない時に、evergreenさんのブログを覗かせて頂くとたぶん書く気が起きると思います(笑)。

こちらこそ宜しくお願いいたします。
では、また。
  • 豊満ランドオー
  • 2007/03/26 2:46 AM
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曇った音が素敵・・・PROCOL HARUM”Procol Harum"
PROCOL HARUM”青い影+4(K2HD/紙ジャケット仕様)”1967年 このLP、私のはボール紙そうろうのジャケです。でもSTEREOになっています、一応。音が悪くて奥のほうで鳴っています。だから、プロコル・ハルム・・・イコール・・・曇った音・・・ こんな公式が、す
  • Iron Rosary
  • 2007/03/26 12:26 AM
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