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  • 2016.04.03 Sunday
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ジェリー・イエスター(元ラヴィン・スプーンフル、MFQ)

久々の更新でお茶を濁す訳ではないですがジェリー・イエスター(元ラヴィン・スプーンフル、MFQ)の魂の歌をいくつか。


















ヘンスキー&イエスター「フェアウェル・アルデバラン」



以前レヴューしたカート・ベッチャー〜ミレニアムやアレックス・チルトン〜ビッグ・スターあたりは昨今の再評価によって、前者はソフト・ロックの、後者はパワー・ポップの定番アーティストとして広く認知されるようにまでなった。長年彼らのファンをやっている人間としては嬉しい限りである。しかし素晴らしい作品を残しているにも関わらず残念ながらいまだに世間での認知度がいまいち、というアーティストはもちろん他にもいて、今回紹介するジェリー・イエスターという人もその一人である。僕のレヴューを読んで頂いている方にはお分かりかと思うが、僕の音楽趣味というのは変態的と言ってもいいほど(笑)マイノリティに属するものが多いので、実は自信を持って他人に薦められるアルバムというのはほとんどない(笑)。しかしこのジェリー・イエスターが残した「フェアウェル・アルデバラン」というアルバムは、ミレニアムの「ビギン」やビッグ・スターの「レイディオ・シティ」同様、多くの人に自信を持って薦めることのできる普遍的な素晴らしさを持ったアルバムだと思う。

「フェアウェル・アルデバラン」は当時ジェリー・イエスターの奥さんであった女性シンガー、ジュディ・ヘンスキーとの共同名義で69年に発表された。フランク・ザッパの主宰する「Straight Records」からのリリースだった。ジェリー・イエスターという人は元々はフォーク・ロック・ユニットであるMFQ(モダン・フォーク・カルテット)のメンバーであり、その後ラヴィン・スプーンフルに加入。同時期には兄のジム・イエスターが所属するソフト・ロック・グループ、アソシエイションのプロデュースなども手がけている。ラヴィン・スプーンフル解散後に自身のソロ・ユニットを経てプロデューサーとして成功。数多くの名盤に彼の名前がクレジットされている。有名なところをざっと挙げるとフィフス・アヴェニュー・バンドの同名アルバム、ティム・バックリイの「グッバイ・アンド・ハロー」、トム・ウェイツの「クロージング・タイム」などである。また山下達郎のソロ・デビュー作「サーカス・タウン」にもアレンジャーとして参加している。

こういう素晴らしいアルバムを文章で説明するのは非常に難しいのでバイオグラフィを書いて逃げさせてもらったが(笑)、ティム・バックリイの演っていたようなサイケ、アシッド・フォークあたりが音楽性としては近いかもしれない。と言っても決してとっつきにくい音楽ではなく、もの哀しくも美しい歌メロとコーラスを重厚な管弦楽器のアンサンブルで装飾した非常に聴きやすい音楽である。ただし、フィフス・アヴェニュー・バンドやラヴィン・スプーンフルの名前を見て優しくあたたかいのどかなグッド・タイム・ミュージックを連想して聴くと痛い目に遭うかもしれない(笑)。そもそもジェリー・イエスターが加入したラヴィン・スプーンフルのラスト・アルバム「エヴリシング・プレイイング」などは、「魔法を信じるかい?」や「デイドリーム」を好きな初期のファンには「ジェリー・イエスターのオーヴァー・プロデュース・アルバム」として酷評されることが多いのだから。その「エヴリシング・プレイイング」にジェリー・イエスターの曲が2曲収録されているのだが、一言で言えばこの「フェアウェル・アルデバラン」というアルバムはその2曲の発展型である。

その後ジェリー・イエスターは71年にRosebudというユニット(メンバーは他にジュディ・ヘンスキー、後に西海岸の名うてのセッション・ミュージシャンとして知られることとなるクレイグ・ダーギーら)名義で1枚アルバムを残しているが、こちらも「フェアウェル・アルデバラン」に勝るとも劣らない名盤である。

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